次は、広島にある学生シェアハウスを取材。一見普通のシェアハウスだが、実は家賃がタダになるシェアハウスがある。1階が学生のシェアハウスになっており、2階は認知症等の高齢者が住むグループホームになっており、シェアハウスに住む学生は2階に住むグループホームにアルバイトをしている。内容はトイレ掃除や皿洗いなど1日2、3時間で週3回程度行うことで家賃が無料になる。職員にとってもグループホーム利用者と関わる機会が増えるためメリットとして大きいという。学生の黒谷優翔さんは家賃無料で同世代との生活ができることに魅力を感じ住むことを決めた。しかし以前は高齢者のイメージは良くなかった。しかし高齢者との交流が増えて、怖さがだんだん払拭されていったと話す。そして高齢者と触れ合うことで成長する人もいる。学生の岡田こころさんは人との交流がにがてだったという。岡田さんはこのアルバイトをきっかけに一人ひとりとの接点を見つけ積極的にはなしかけるようになった。試行錯誤の上で段々とコミュニケーションの苦手意識が薄れていった。