渋谷で進む100年に一度といわれる再開発。東急グループは、渋谷駅東側の新たな複合施設「渋谷アクシュ」を公開した。1階から4階は商業スペースになっていて、日本初上陸のビアレストランや葉山で人気のイタリアンなど15テナントが並ぶ。5階から最上階の23階まではオフィススペースだが、すでに入居率は100%だという。こだわったのは人が集まる広場。ヒカリエ側からの玄関口にある広場が”シブスポット”。渋谷駅の周辺の待ち合わせスポットといえばハチ公前だが、ここにキッチンカーなどを置いて新たなにぎわいを作り出したい考え。一方、反対側、青山方面の玄関口に造られたのが”アオスポット”。渋谷の特徴である坂の多い地形を生かして段差を作った。渋谷アクシュがあるのは渋谷駅の東側エリア。幹線道路に囲まれていることからこれまでは目的地に向かう、ただ通過するだけの場所だったが、デッキは渋谷ヒカリエから直結していて青山方面への移動もスムーズになる。渋谷駅東側では東京建物も2029年度の完成に向け再開発を進めている。東急は、このエリアがこれから発展していくと自信を見せる。