笠間市のウナギ料理店では能登半島地震の被災地の特産を仕入れて支援しようと、富山県産のブリを購入しサービスで提供する取り組みを始めている。この取り組みを行う経営者の馬場さんは13年前の東日本大震災で被災した際に取り引きのあった富山県氷見市の鮮魚店から無償で魚を送ってもらう支援を受けた。今回の能登半島地震で氷見市は震度5強の揺れを観測し、鮮魚店でも一部被害が出たものの営業を続けており、馬場さんは恩返しをしようと始めた。馬場さんの店では鮮魚店から仕入れ値で1本4万円ほどの10キロ超えのブリを注文し、刺し身にしてウナギを注文した人たちに追加料金なしで提供している。また、店頭では切り身などの販売も行っている。