時計博士ちゃんの昂輝くんが新たな時計修理に挑む。時計の針は東日本大震災発生の時間で止まっていた。正司さんは気仙沼市の小学校の校長先生をしていた。生徒たちを避難させたあと救援活動のサポートにまわった。家族の無事は確認できたが、大島の自宅にはなかなか戻れなかった。帰ると家の中は津波でほとんど流されていたが時計だけが残っていた。それ以降止まったままの時計を13年間をかけていた。テレビで昂輝くんの存在を知り、時計を修理してもらって前に進みたいと依頼したという。昂輝くんはサビでくっついた部品を解体していった。新たなサビを防止するために不純物が含まれない純粋で煮て塩抜きをし、細かいサビをやすりで磨いていった。ゼンマイは切れていたため、部品などに使うために保管していた動かない時計のゼンマイを移植した。ガンギ車を支える金ピンの1本が一部欠けて変形していた。