神奈川県平塚市のひらつかタマ三郎漁港では津波や洪水があった際、車を浸水から守って救命ボートにできないかという試験を行っている。試験を行っているのは、防災器具関連の開発や販売をしているリンテック21。リンテック21の富田真次代表取締役、企画推進部の福澤隆宏リーダーに話を聞く。車の救命ボート化について、富田代表取締役は「東日本大震災で津波があった。車を使って船として使えたら有望。十何年開発」と語った。車を津波や洪水から守る、最新のネプチューンカーフロート。素材はゴムボートなどによく使われるターポリン。シートの装着方法を紹介。なぜ浮くのか。シートが海水の侵入を防ぎ、車の中が空気で満たされているため、浮力が生じて、沈まない。軽自動車だけでなく、ハイエースなど実際に試験済み。富田代表取締役はバスのような大きな車でも理論上は大丈夫」と語った。乗り心地を紹介。福澤リーダーは「津波の試験はこれから。どれぐらい車に衝撃があるのかとか、テストをしてから津波の運用考えていきたい。まずは都市型水害、ゲリラ豪雨の河川の氾濫。車もハイブリッドや電気自動車多いので車をまず守る」と語った。車が浸水しなければ、その後のすばやい復興復旧活動にも役立つだろうと期待を寄せている。