東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の町長を、5期20年勤め復興に取り組んだ佐藤仁町長が、明日の退任を前に記者会見し「町を再建するという使命感は、これまでなんの揺らぎもなかった」と振り返った。佐藤町長は2011年に発生した東日本大震災で、町職員など43人が犠牲となった「旧防災対策庁舎」の屋上で津波にのまれながらも生き延び、町の復興に取り組んできた。5期20年の任期を満了し、あす退任するのを前に今日記者会見を開いた佐藤町長。震災について、町民の皆さんは復興が進むまでよく我慢してがんばってくれた、つらいなか愚痴も言わず復興事業にともに取り組んでくれた職員はスーパーヒーローだったなどと話した。退任後は、震災の記憶や経験を語り継ぐ活動に取り組むとのこと。
