こども家庭庁が東日本大震災・能登半島地震・西日本豪雨で被災した子どもなどを対象にした調査によると、「子どもだから言わなくていい、知らなくていいと言われ意見を口にできなかった」「1人になる時間がなくてつらかった」「自分より大変な人がいたため、自分のことを話すことははばかられた」という声が聞かれた。被災当時10~29歳の人たちに行われたアンケートでは、災害発生後に誰かに気持ちなどを伝えたいと思ったかという問いに対し36.7%が「そう思わなかった」と答えた。最も多かった理由は「自分のことより他の人が大変そう」、次いで「疲れていて気力なかった」という結果になった。伝えにくさを感じた背景としては「意見を言ってよいか分からなかった」という意見が多く、小学生では「忙しそうで言い出しにくかった」、中学生では「誰に伝えればよいのか分からなかった」という答えも多くあった。DPAT・玉名病院・矢田部裕介医師によると、地震から1週間経った今、被災者は現実を受け止められておらず、生き延びるのに必死な時期だという。子どもは恐怖心が出ているうえに夏休みが台無しになるというストレスも感じている。地震ごっこをする子どもたちが出てくる時期でもあり、恐怖心を遊びを通して消化しようとしているサインのため制止せずに見守ることが大切。一番は環境が整うことだが、ストレスを少しでも緩和する方法が起きる時間を決めるなど自己コントロール感を取り戻すこと。食欲不振、眠れない、イライラなど心の不調の兆候を感じたら医師や保健師に相談したり相談機関に電話してみてほしいという。
