黒いダイヤとも呼ばれるクロマグロ。すしネタや刺身としても人気のマグロの王様。太平洋のクロマグロは乱獲などで資源量が一時、大幅に減少。資源管理に取り組んだ結果、現在は回復傾向にある。こうした中、北海道で開かれた国際会議で日本の近海を含めた太平洋での大型のクロマグロの漁獲枠を1.5倍に増やすことで合意した。適用されるのは来年からの見通しだが、今後、食卓への影響について専門家、東海大学・海洋学部・山田吉彦教授は「漁獲枠が1.5倍になると50パーセント増えることになるので、安定供給されると思う。来年、資源量が拡大されることを見越して、年末からマグロを安く買うことが可能になってくるのではないか」と話していた。