今週火曜日、JR東京駅に多機能ロッカー「マルチエキューブ」が導入された。これまでは空いているロッカーを探して荷物を預けていたが、このロッカーではネットで事前予約が可能になり、さらに宅配便やネット通販で購入した商品を受け取り場所に指定でき、今後荷物の発送もこのロッカーから出来るようになる予定だという。専用サイトで手続きし、伝票を貼り、荷物を入れると運送業者がロッカーに集荷に来るという流れだ。物流の停滞が懸念される2024年問題が迫る中、運送業者の負担となる再配達を削減することなどが狙いだ。来年3月末までに首都圏の約90駅に設置される予定だ。一方で東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」で行われてきた車内ワゴン販売が今週火曜日に終了した。1964年の東海道新幹線の開業と同時に弁当の販売が行われ、かつては週刊誌などを販売していたこともあった。その後時期は不明だが現在のワゴン販売が始まり、昭和から令和まで3つの時代を駆け抜けてきた。しかし駅ナカの充実に伴い、車内に飲食物を持ち込む客が増加、売上は2018年時点で10年前の半分に。パーサーの人手不足などもあり、車内ワゴン販売の終了に踏み切ったという。ワゴン販売の名物”シンカンセンスゴイカタイアイス”は現在「のぞみ」の停車駅全てに設置された自動販売機で購入でき、グリーン車の利用客はモバイルオーダーで購入可能となっている。