ホンダと日産自動車は去年12月に経営統合への本格的な協議をはじめ、持ち株会社を設立した上で両社を傘下におさめる形で経営統合を目指した。ホンダは日産の株式100%を取得して完全子会社化する案を打診。これに対し日産は強く反発し、経営統合の協議を打ち切る方針をホンダに伝えたことから、両社は今日取締役会を開いて統合協議の打ち切りを最終決定した。得に業績が悪化している日産は収益性の改善が見込める具体策を示し、着実に実行していけるかが大きな焦点。去年公表された経営立て直し策のうち、9000人の人員削減について専門家は反対論もあり断行するにしても苦労するだろうとした。生産能力20%削減については、当該地域におけるビジネスの基盤を失うリスクが有り、経営陣は重く受け止めているはずだとした。