いま小笠原付近を北上中の台風7号、そしてきのう8号も発生した。「モンスーンジャイア」の影響で次々台風が発生している。ただ台風8号は列島への影響はなさそう。台風7号は発達を続けていて暴風域を伴っている。このあとさらに海面水温の高い海域を北上するので、強い勢力のままあさって金曜日の朝には伊豆諸島付近まで北上してくる。そして金曜日から土曜日にかけて関東・東北に近いところを通過していく。今のところの予想では関東の東の海上を進む見込みだが、関東上陸の可能性も残っている。5年前関東を直撃したのは2019年の台風15号。東京湾を抜けて千葉市付近に強い勢力で上陸した。千葉市では最大瞬間風速57.5mを観測した。このときはゴルフ練習場の支柱が倒れたり送電線の鉄塔が倒れて大規模停電が長時間続いたり大きな被害が出た。今回の台風7号も強い勢力で接近し、仮に関東に上陸した場合にはインフラなどに影響が出る心配がある。あさって金曜日朝には関東は本降りの雨で風も強まり始める。夕方から夜にかけて雨風ピークで大荒れになる可能性があるが、このタイミングもずれる可能性があるので最新情報の確認を。予想最大瞬間風速が60mと猛烈な風が吹く恐れがあり、大雨は関東・東海、東北でも予想されていて厳重な警戒が必要。JR東海は東海道新幹線について16~17日の一定期間で全線もしくは一部区間で計画運休や長時間にわたる運転見合わせを行う可能性があると発表している。またNEXCO東日本・中日本も高速道路の通行止めなどを行う可能性があるとしている。出かける前に最新の台風情報・道路情報の確認を求めている、などと伝えた。