大谷亮平は前回大会を制覇し、今大会でも優勝候補筆頭の東福岡を訪問した。同校は優勝するまで、5大会連続で準決勝敗退を経験し、藤田監督は「僕じゃ勝てない」と辞任も考えていたという。選手たちのケガ防止のために運動量、心拍数をリアルタイムで把握し、練習の合間にはカステラで糖質を補給。2時間だけという効率的な練習を図っていて、スケジュールは秒刻み。高比良主将をはじめとしたメンバーは前回大会を制した先輩たちの1.5倍を走り、承継したディフェンスに加え、新たな攻撃も培った。大会ではメンバーを入れ替えながら、勝ち上がってきた。