今日の東京株式市場は半導体関連の銘柄を中心に売り注文が膨らんで全面安の展開となり、日経平均株価は一時1100円を超える値下がりとなった。米雇用統計で農業分野以外の就業者の伸びが市場予想を下回ったことなどから、景気の先行きへの警戒感が高まったことが主な要因で、6日のニューヨーク株式市場で主要な株価指数が揃って下落した流れが東京市場でも続いている。ただその後は値下がりした銘柄を買い戻す動きも出て、日経平均株価の午前の終値は3万5613円32銭、東証株価指数は2545.64だった。市場関係者は「今後も物価動向などアメリカの経済指標の結果を見ながら不安定な値動きが続きそう」などと話している。