今年の「歌会始の儀」は和というお題で始められ、一般の人や皇族方の歌が披露されたあと、天皇皇后両陛下の歌が披露された。「をちこちの旅路に会へる人びとの笑顔を見れば心和みぬ」と各地を訪問した際に人びとの笑顔を見た際にご自身の心も和む様子を歌われた。皇后さまは「広島をはじめて訪ひて平和への深き念ひを吾子は綴れり」と長女の愛子さまが中学の卒業文集につづった平和への願いを感慨深く思った気持ちを歌われた。今年は約1万5000人から10人が入選。新潟県の高校2年生が最年少で選ばれたほか、石川県かほく市の32歳女性も出席した。