きょうの日経平均株価は、取り引きが始まっておよそ1時間で、きのうより2000円以上下落。終値では2200円余りと、記録的な値下がりとなった。過去最大の下落幅は、1987年10月20日の3836円48銭。ニューヨーク市場をきっかけに世界的に株価が暴落した、いわゆるブラックマンデーの影響が日本に波及したとき。きょうの下落幅はこのときに次ぐ過去2番目の大きさ。きょうの値下がりは、米国の景気減速への懸念が急速に強まったことや、円高ドル安への警戒感が重なったことが背景にある。およそ3週間前、株価は4万2000円を超えて史上最高値を更新したが、このところ、一転して急落が続いている。今後、株価はどうなるのか専門家の見方は分かれている。松井証券・シニアマーケットアナリスト・窪田朋一郎さんは「年初の水準である3万4000円も視野に入ってくる」と見解を述べた。また大和証券・日米株チーフストラテジスト・坪井裕豪さんは「米国の経済指標、今後の日銀の政策は確認できると自律反発が強まっていく。4万円近辺が目指す目途になるのではないか」とコメント。