問題は、環境大臣と水俣病の患者被害者団体の懇談で発生した。懇談には8つの団体が参加。そして各団体に与えられた時間は3分程度。ところがまだ3分経たないうちに環境省職員が「話をおまとめください」。最後はマイクなしに地声で話した。更に別の参加者が水俣病と認められずに亡くなった妻への思いを語る中、声が急に聞こえなくなった。隣の団体が自分たちの時間を譲るとマイクの音量は戻った。なぜ話の途中でマイクが切れたのか。話を聞く重要な機会だと話していた伊藤大臣は「マイクを切ったことについて認識していない」とコメント。その場で一部始終を見ていたものの分からなかったという。