米5キロの店頭販売価格は、去年2月は2018円だったものが去年夏から秋にかけて急騰して令和の米騒動と言われた。当時農水省は新米が出回れば落ち着くとして備蓄米を放出しなかった。秋を過ぎても価格は上がり続け、今月3688円にまでのぼっている。高く売れるとみた業者が参入するなどし、いま大量の在庫を抱えている現状がある。その結果米が品薄となり価格が高騰している。農業ジャーナリストは、3割ほど価格が下がる可能性もあると指摘しているが、一方で価格が下がると農家の収入源に直結しかねないという懸念を示している。