各地の城で観覧料を改定する動きが相次いでいる。高橋俊雄解説委員が「天守が国宝に指定されている5つの城。維持管理に必要な財源を確保するため、地元の自治体が料金の値上げを決めたり検討したりしている。今回先陣を切るのは滋賀県の彦根城。長野県の松本城と島根県の松江城では、それぞれの市が9月議会に条例案を提出。可決されれば来年4月から値上げとなる。世界文化遺産に登録されている兵庫県の姫路城は改定を検討していると市長が議会で表明。犬山城のある愛知県犬山市も現在検討中だとしている。2016年には熊本地震で熊本城が大きな被害を受け、2019年には那覇市の首里城が火災に遭った。各地の城では防災対策をはじめ、継続的な整備というのが不可欠になっている。値上げによって懸念されるのが地域のシンボルでもある城がその町に住む人たちにとって身近な存在ではなくなってしまうということ。松江市は松江城の料金を上げる傍ら、市民は半額の400円と今よりも安く設定する。姫路城も外国人観光客向けの新たなプランを考える一方で市民の料金は割安にするという方針。観光客にも市民にも納得してもらえる料金をどのように設定し、多くの人に長く親しまれる城にしていくか、管理する自治体の采配が試されている」とスタジオで述べた。
住所: 島根県松江市殿町1-5
URL: http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/
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