スーパー歌舞伎『もののけ姫』は森を破壊する人間と自然を守る神々との激しい戦いを描いた作品。主人公を務めるのは歌舞伎俳優の市川團子さん。非日常の世界観や美しい絵面と互換性・親和性があると語った。スーパー歌舞伎は祖父の市川猿翁さんが40年前に始めた新しい歌舞伎。派手な衣装に現代語のせりふ、宙乗りなど斬新な演出で新風を吹き込み、歌舞伎界の革命児と呼ばれた。3年前に猿翁さんは亡くなったが、團子さんにとっては特別な存在だという。今回、團子さんは初めて舞台演出に関わり、アイデアも出した。それが表れているのが「生きろ、そなたは美しい」という台詞。アレンジで2回「生きろ」という台詞を追加。二言目の「生きろ」で映画を再現するようなイメージでやっているという。モロの君を演じる市川笑三郎は團子さんがアシタカと務めることで令和におけるスーパー歌舞伎という結果が作れたと語った。また舞台には猿翁さんへのオマージュする演出シーンがあり、百廻りは「ヤマトタケル」の百廻りのシーンから取り入れた。
