増え続ける小中学生の不登校について。今週、都内の中学校で学校に行き辛い子どもを持つ親などが集まる初めての保護者会が開かれた。東京。板橋区の中学校に放課後、20人の親たちが集まった。行われたのは悩み事アンケート。朝、起きられない、長時間ゲームをしたりスマホを見るなど子どもに対する悩みを共有する。子どもとの接し方、進路、悩みを吐き出してもらうことで心の負担を少しでも軽くするのが狙い。会のもう1つの目的は、親自身の悩みにも向き合うこと。我が子の苦しみに向き合ってきた親は「自身も孤立感を深めていった」と打ち明けた。時間をかけて思いを伝え合った親たち。多くの人が少し気持ちが救われたという。学校では今後も学期ごとにこうした会を行うほか、今回参加した親にはネット上でいつでも学校と連絡を取り合える場を設けるなど、保護者への支援を続けていくとしている。次回以降、学校に派遣されているカウンセラーなどが保護者たちの悩みに耳を傾けるという。