自民党総裁選について解説。ポスト石破の候補者は現在5人。今回はフルスペック型で行われる。緊急の場合は簡易型の場合もある。9月22日告示され10月4日に投開票が行われる。臨時の総裁選がフルスペック型で行われるのは初めて。野党は総裁選期間中でも臨時国会を開くべきだと要求している。フルスペック型だと党員票が重みとなり、獲得争いが激しくなる。今回は石破票の行方も勝敗のカギを握る。衆院両院で少数与党で多党化の時代。首相指名の保証はなく、予算や法律に野党の協力が必要。いばらの道は続き、野党との連携が大きな焦点になる。等とのパイプが勝敗を左右する可能性もある。野党各党は与党と政策ごとの協議を続けるのか、連立政権に加わるのか、まとまって政権交代を目指すのかどう向き合い対峙していくのかが問われる。自民党は参院選の総括で物価高対策・政治とカネ・保守層の支持離れの3つの敗因を指摘している。いま日本の政治は岐路に立たされ、安定した政治態勢を築けるのか、それとも不安定な状態が続くのか、比較第1頭の自民党は重い責任を負っている。