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「果物籠図」 のテレビ露出情報

池大雅は、江戸時代中期に活躍した文人画の巨匠。3歳の時から書の才能を発揮し、神童と称えられた。15歳のとき、自作の扇絵を売っていたところ、文人画の先駆者・柳沢淇園に才能を認められ、本格的に絵師の道に進んだ。指や爪で描く指頭画は、評判となった。池大雅は、日本各地を旅して歩き、真景図にも挑戦した。38歳のとき、富士山・立山・白山を踏破。そのときの素描と記録をもとに描いたのが「浅間山真景図」。当時伝わったばかりの西洋画の遠近法も取り入れ、あえて横長の画面にすることで、自然の雄大さを表現している。江戸時代の真景図の最高傑作とうたわれている。人物画は、おおらかで屈託がない。国宝・十便図「吟便」は、李漁の詩に材をとり、悠々自適な文人の隠遁生活を描いたもの。依頼品は、池大雅の掛軸で、箱には「橘中えきき図」とある。大きな橘の実を割ったところ、中で仙人たちが碁を打っていたという中国の説話をもとにしたもの。江戸時代後期の絵師、平井顕斎と福田半香の名前も入っている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年10月12日放送 12:54 - 14:00 テレビ東京
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佐賀市に住む谷川靖夫さんが持ち込んだお宝は柳沢淇園の掛け軸。柳沢淇園は江戸中期の武士である一方文人画の先駆者としても知られていて、若くして武士として出生した後に荻生徂徠ら一流文化人との交流を経て多芸を極めていった。画の分野では明・清の中国画から影響を受け、特に花や果物などの題材を得意としていた。

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