自民党総裁選挙は、あす以降出馬表明を行う候補が相次ぐ見通し。上川外務大臣は「20名をはるかに超える支持」と述べ、出馬に必要な推薦人20人の確保について自信を示した。総裁選を巡っては、河野デジタル大臣が明日午後に、30日には小泉元環境大臣が立候補に向けた記者会見を開く。高市経済安保担当大臣は週内に意思表示ができないか模索しているほか、林官房長官は、あす周辺議員と出馬表明のタイミングについて協議する。自民党・石破茂元幹事長は「公認すべきとかそうじゃないとかいうことは、党の組織としてプロセスをキチンと踏んでやると言うこと」と述べ、裏金事件に関わった議員を次の総選挙で公認しない可能性について問われ、「新体制になって決める」と述べるにとどめた。立憲民主党代表選に立候補することを表明している枝野前代表は、埼玉・さいたま市で講演し、「自民党の新総裁は“裏金事件に関係した議員”を次の衆院選で公認せず、自民党として、その選挙区に対立候補を立てるべきだ」主張した。立憲民主党の代表選を巡っては、このほか泉代表と野田元総理大臣が立候補の意向を固めている。