きょう新潟県庁で臨時の記者会見を開いた新潟県の花角知事は「国の対応を確認したうえで新潟県としては(再稼働を)了解することとしたい」と述べ、柏崎刈羽原発の再稼働容認の意向を示した。再稼働すれば東京電力の原発としては原発事故後初になる。柏崎刈羽原発は世界最大級の原発で、主に首都圏に電源を供給してきた。原発事故の影響で2012年3月から7基すべてで運転を停止している。なぜ今再稼働容認の判断をしたのか。2017年、6・7号機が規制委員会の審査に合格。ところが当時の米山知事は、原発事故の原因などに関する検証を終えるまでは再稼働を巡る議論を始められないとした。花角知事もこの考えを踏襲した。2021年にかけてテロ対策上の不備が相次いで発覚し、花角知事は「東京電力に対する新潟県民の信頼感 大きく損なわれている」と述べていた。さらに去年発生した能登半島地震で避難への不安の声が強まることに。事態が動き出したのは去年3月。当時の齋藤経済産業相が花角知事に再稼働への理解を要請。国は県からの要望を踏まえ、防災対策を進めた。国の対応に一定の評価を示した花角知事は、再稼働の是非を判断するための取り込みを本格化。今年、県民の意識調査や現地視察を行い、再稼働容認の判断になった。
住所: 新潟県柏崎市青山町16-46
URL: http://www.tepco.co.jp/nu/kk-np/
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