国際部の小宮智可デスクは、台湾総統選の最新の情勢について、今のところ与党の頼清徳氏が得票数ではリードしているといい、元々台湾は民進党と国民党が二大政党と言われている。中国総局の須田正紀が北京から中継。中国は重大な関心を持って経過を見守っているとみられるとし、中国の習近平国家主席は、祖国統一は、歴史の必然だとし、民進党政権の交代を望んできたという。中国と台湾の関係は日本とアメリカなどの安全保障にも影響を与えるなどと述べた。国際部の小宮デスクは、台湾は中国の揺さぶりを冷静に受け止めていると思うという。中国側も露骨な介入は避けているとみられ、中国側はもっと巧妙に有権者に働きかけると行った戦略を取っていると見られると説明。中国には数十万人の台湾の人が滞在していて、台湾にいる家族を含めると約100万人が中国のビジネスに関係していると言われ、こうした人に野党側への投票を促すということをしていると見られる。今回、立法院選挙も行なわれていて、台湾では総統が強い権限を持っているが、予算を通すためには立法院の承認が必要で、与党側が通したいと考えていた予算が通らない可能性があるという。