米中首脳会談の成果について。トランプ大統領は「大成功だった」と主張している。トランプ氏が求めていた中国によるレアアースの輸出規制の導入については1年延期。中国が買い控えているアメリカ産の農産品の購入再開で合意した。さらに中国が合成麻薬フェンタニルのアメリカへの流入対策を講じることでも合意した。一方でアメリカが中国への追加関税を10%引き下げる他、トランプ氏が警告していた来月1日からの100%の追加関税は見送られることになった。この他にはトランプ氏が4月に訪中し、その後習主席が訪米する予定だと明らかにし、台湾問題は議論にならなかったとしている。レアアースの輸出規制緩和、大豆の輸入再開、フェンタニル対策の3点はトランプ氏が国内へのアピールのためなんとしても合意したかった内容のため、その点では大成功と言える。ただ合意を優先して中国側に譲歩している部分もあり、トランプ氏は中国に対しロシアの資金源となっている原油の購入停止は求めなかった。またレアアースに関しても中国にレアアースを握られている状況に変わりはなく、中国は今後レアアースを交渉の切り札として持ち続けることになるとみられる。
