豊洲市場ドットコムでは「苺の断面図カタログ」を制作している。日本には300種類以上の品種があるといわれ、現在も新しい品種が登場しているという。滋賀県の「みおしずく」は去年年末にデビューしたばかりの最新品種。イチゴは先端に向かって糖度が高くなるため、ヘタ部分から食べるのがオススメだという。「みおしずく」は柔らかい「章姫」をベースに作られていてみずみずしく香りの強さが魅力。イチゴ生産量日本一・栃木県の「とちあいか」は「とちおとめ」の後継品種として2019年に生まれ、酸味が少なく王道の味わい。断面がハート型になっている。奈良県の 「古都姫」は2021年デビューで生産者が4名しかいない希少品種。固めで練乳のような甘さが特徴。奈良県の「コットンベリー」は白イチゴで「古都姫」と同じ生産者が作っている。キャンディーのような香りと甘さが特徴。形が暴れた規格外のイチゴは「やんちゃ苺」と呼ばれている。先端部分が大きいとより甘いため、イチゴ狩りではいびつな形が狙い目。おいしいイチゴの見分け方は「ヘタ近くまで色づいている」「ヘタの付け根が締まり反り返っている」。イチゴ狩りでは氷水入りの水筒やスープジャーを持って行き少し冷やして食べるとよりおいしく食べられる。普段食べるときは冷蔵庫で冷やし食べる前に洗って水気を取るとよい。八尾昌輝さんは「ちょっと常温に戻していただくと風味が復活します」と解説した。