開通から30年以上経過した高速道路はNEXCO東日本管内で6割を占めるなど高速道路の老朽化が問題となっている。栃木県を流れる鬼怒川に架かる東北自動車道の鬼怒川橋。開通から50年以上経過し大規模工事が行われている。床版取りかえ工事は一般的に片側2車線を通行止めにして実施。工事中4車線のうち3車線の通行を確保。それを可能にしたのが大成建設が開発した機材。床版を半分にカットして古いものを新しいものに取りかえていく。「ロードジッパー」、混雑する時間にあわせ上り線と下り線を短時間で切りかえることができる。土日は渋滞を減らすため工事用機材をすべて撤去、4車線すべての通行を可能にしている。現場では土日の作業はすべて休みとし、完全週休2日が実現。渋滞減少の取り組みが働き方改革にも大きな役割を果たしている。