原子力発電にともなって出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」は長期間強い放射線を出し続けることから地下300mより深くに埋めて、最終処分を行うことが法律で決まっていてい、処分地の選定に向けた調査は3段階で行われる。佐賀県玄海町の議会には町内の3つの団体から第1段階の文献調査への応募を町に働きかけるよう求める請願が提出され、町議会はきょう、特別委員会を開いて請願を審査した。採決の結果、賛成が6人、反対が3人の賛成多数で請願は可決された。特別委員会にはすべての議員が参加していることから請願はあすの本会議でも可決さ採択される見込み。玄海町には九州電力の玄海原発が立地しているが、原発が立地する自治体の議会が文献調査の受け入れを求める請願を採択すれば初めて。