マクロン大統領が言及した核抑止は核を持っておくとお互いに攻撃しないという考え方だが、お互いに不信感があるとエスカレートするおそれもある。冷戦の時期、ソビエトでは核弾頭の数が増え続け緊張が高まる状態が続いた。今後ヨーロッパ各国は防衛費の支出を増やすとはしており、冷戦後に軍縮が進んできた流れに逆行するような動きが起きている。国連で開かれている核兵器禁止条約の締約国会議では、核抑止に頼る現状を変えようという動きも出ている。
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