今、世界中で干ばつや大雨などの異常気象が続いており、サトウキビがあまりとれなくなっている。サトウキビの主な産地であるインドや中国では異常気象の影響で生産量が年間約3000万トン減っている。一方、世界の人口が増え砂糖の需要が増えている為、砂糖の値段が上がっている。辻洋一郎氏は「石油と砂糖の値段は密接に関係している。日本は砂糖の原料の6割を輸入しており、海外から運んでくるのに石油を沢山使う。」などと解説。砂糖の原料を海外から船で運ぶためには沢山の石油が必要で、石油の元となる原油の値段が2年で2割程上がっている為、砂糖の値段も上がっている。他にも石油を作る量をわざと減らして高く売ろうといった国が出てきたりするなどの事情もある。
サトウキビ生産量1位のブラジルではサトウキビから砂糖だけではなく石油に代わる燃料も作るようになった。辻洋一郎氏は「サトウキビからバイオエタノールを作り、車などの燃料として使っている。」などと解説。バイオエタノールはサトウキビやとうもろこしといった植物を発酵させて作る燃料で、二酸化炭素を出す量が少なく環境にも良い。ブラジルでは約8割の車がバイオエタノールと石油を混ぜた燃料を使っている。1リッターあたり、石油よりもバイオエタノールの方が約70円安い。辻洋一郎氏は「石油が上がると安いバイオエタノールを作ろうとするのでその分砂糖の生産量が下がり、値段が上がるという仕組み。」などと話した。
サトウキビ生産量1位のブラジルではサトウキビから砂糖だけではなく石油に代わる燃料も作るようになった。辻洋一郎氏は「サトウキビからバイオエタノールを作り、車などの燃料として使っている。」などと解説。バイオエタノールはサトウキビやとうもろこしといった植物を発酵させて作る燃料で、二酸化炭素を出す量が少なく環境にも良い。ブラジルでは約8割の車がバイオエタノールと石油を混ぜた燃料を使っている。1リッターあたり、石油よりもバイオエタノールの方が約70円安い。辻洋一郎氏は「石油が上がると安いバイオエタノールを作ろうとするのでその分砂糖の生産量が下がり、値段が上がるという仕組み。」などと話した。
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URL: http://www.andrew.ac.jp
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