ガソリン価格が全国的に急騰する中、最高値と最安値の県を取材すると20円以上もの差があった。数日のうちにますます緊迫する中東の海。原油などの輸送の要・ホルムズ海峡を航行できず、多くのタンカーなどが滞留している状況だが、この影響はすでに出ていた。政府は急騰するガソリン価格を全国平均約170円に抑えるため、19日から元売り各社に補助金を支給。安定供給のために、きょうから石油の民間備蓄を放出する。政策の効能がいつまで続くのかも不透明な中、全国最高値の山形県を取材した。県内の平均価格は9日時点で1L約170円の全国最高値になった。イラン情勢の悪化もあり、きょうは1L200円に迫る高値になっていた。灯油の配達サービスが住人を支えているが、1L161円と高くなっていた。石油高騰の影響は県の名産品にも。6月に収穫予定のサクランボの栽培にもハウス内の温度調節に灯油が必要。東北の製油所は仙台のみで、東北各地への輸送費が影響している。愛知県ではレギュラーガソリンが177円で、山形のスタンドとは20円もの差がある。愛知県は最新の調査で平均価格が最安値。安さの理由は車社会で1円でも安く、激しい競争を繰り広げている。地域間ですでに大きな差がある中、政府の補助金によって価格差は一時的にさらに拡大する可能性もあると専門家は指摘する。補助金の影響は市場の競争次第になり、競争が激しい所では早く価格は下がるが、競争がゆるい所では在庫を理由に引っ張られていくこともある。補助金は県間の価格差を縮める効果はないという。
住所: 大阪府和泉市まなび野1-1
URL: http://www.andrew.ac.jp
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