桜島フェリーの運賃が来年7月から5年ぶりに値上げし片道250円になる見通し。桜島フェリーは鹿児島市が運営していて、平成27年度以降、利用者減少や燃料費の高騰などの理由で赤字が続いている。昨年度までの累積赤字は24億円余。鹿児島市はきのう経営審議会で運賃改定案を示し、中学生以上を200円から250円に、小学生以下を100円から130円に、普通乗用車を1950円から2350円に、軽自動車・コンパクトカーを1400円から1700円に値上げする。ことし4月から、日中15分間隔から20分間隔にするダイヤ改正を行い、所有する船舶を1隻売却するなどしたが抜本的な改善にはつながらず、5年ぶりに値上げすることになったという。運賃改定条例案は来年3月の定例議会に提出し、来年7月から適用される見通し。