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- マツコ・デラックス 喜入友浩
列島中が沸いたパリオリンピック・パラリンピック。世界の頂に立った選手の胸に輝くのは金メダル。金の価格は上昇を続け、今年1gあたり1万3000超に。10年前の約3倍。スタジオには◯億円超えの金が集結。
11年前、田中貴金属の常務・池田さんを迎え、放送した基金の世界。11年前には約5000円だったのが、2023年に1万円を突破し、本日7月9日は1万3498円。1kg金地金は、前回(2013年)約520万円だったのが、今回(2024年)約1349万円に。12.5kgラージバーは、前回(2013年)約6250万円だったのが、今回(2024年)約1億7492万円に。
古代エジプト(紀元前14世紀)ツタンカーメンの黄金のマスクに、弥生時代(1世紀頃)漢の皇帝から与えられたと言われる漢委奴国王の金印、栄華を誇った奥州藤原氏の中尊寺金色堂など、時の権力や富の象徴として人の心を引きつけてきた金。今、連日価格の高騰が報道され、今年に入り過去最高額を更新。専門店には自らの資産として金を求める人が殺到。さらに黄金展が全国で大盛況。価格ばかりが注目されがちの金だが、金の信られざる性質などを紹介。さらに世界が注目するジャパニーズ金ジュエリーが大集結。
田中貴金属工業・加藤英一郎さん。小学生時代、テレビに登場する宝物・小判を見て「自分も金を持ってみたい!」と夢見る。中学時代、田中貴金属にて自分のお年玉で金を購入。大学時代、田中貴金属にて純金積立を開始。1990年(22歳)、田中貴金属に入社。1986年~2011年頃まで金よりプラチナの方が高値だった。上昇し続ける金の価格。今年7月には過去最高値1gあたり13879円を記録。金の価格が上がっている理由1:埋蔵量が限られている。地球上にある金の量はプール5.5杯分程度。既に掘られている金の量はプール4.5杯分程度。掘られていないのは1杯ちょっと(約6万トン)。理由2:国際的な需要の増加。近年、新興国の間では自国の通貨よりも金を国の資産として持とうという動きが活発化。理由3:国際情勢の不安定さ。「金貨1枚の金額は初任給とほぼ一緒」と言われる。価値が安定しているのが金の魅力。金の採掘量は年間3000トン。市場規模は小さい。そのため値段が上がっていく。2023年国別の産出量ランキング(U.S. Geological Survey)を紹介。1位:中国、2位:オーストラリア、9位:南アフリカなど。いい鉱脈は掘り尽くされ、残りの鉱脈はコストがかかる。金の採掘は世界で約90か国。我が国では、今年7月、世界遺産に登録された新潟の佐渡金山が有名だが、今でも現役で金を採掘中の鉱山がある。
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いまでも現役で金を採掘している鉱山が鹿児島にある。昭和60年から金の採掘が始まった菱刈鉱山の金の採掘量は、国内の約9割を占める年間4トン。通常の金鉱石は1トンから金3gほどしか取れないが、菱刈鉱山は1トンから金20gほど取れる。肉眼で金が認識できるのは非常に珍しい。菱刈鉱山の金ができる仕組みは、金があるのはマグマの力で熱くなっている地下水の中で、金を含んだ地下水が岩盤の割れ目に入り込み冷えてかたまると金鉱脈になるというもの。
金の比重は鉄の2.5倍・アルミニウムの7.2倍もあり、金属元素のなか5番目に重い。金はやわらかく触っただけで傷が付く。そのためかなりの細さに加工できる。1gの金は、長さ2640mまで伸ばすことができる。細さは0.005mで、髪の毛の約16分の1。優れた加工性を用いることで、精巧な工芸品をつくることもでできる。縁起のいいものを日本の職人の技術を駆使して再現した工芸品が今人気。さらに金の優れている点が、溶かせば元通りになるリサイクル性の高さ。東京オリンピックの金メダルも使わなくなった携帯電話などから金を収集して製作された。
西園寺さんは家事をしないの番組宣伝。
万年筆の先は、インクの酸性で溶けづらい18金が使われているものがある。スマートフォンの充電器をつなぐコネクターや、アンテナ部分には金が使用されていて、スマホ1台につき金が0.05g使われているという。ノートパソコンはコンピュータの電子回路に金が使用されていて、1台につき金が0.3g使われている。金は他の金属より通電性・耐食性が優れている。携帯やパソコン、家電製品など、約6800トンの金が都市鉱山として眠っている可能性がある。金の採取率を比較すると金鉱石1tから約5g採れるのに対し、スマホ1tからは約280g採れるという。
最近縁起物として金アイテムを持つ人が急増中だという。ギンザタナカ 銀座本店で副店長を務める金のエキスパート・山口大介が最新金アイテムを紹介。
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- GINZA TANAKA 銀座本店
金のエキスパート・山口大介が金アイテムを紹介。山口は金の魅力は独特の輝きと手にしたときの重量感だという。まず紹介したのは”おりん”。おりんは純金製のものよりも18金製のほうが音の響きがいいという。おりんはこの日の価格で約446万円。他にも財布に入れて持ち運べるカレンダーや護符などがおすすめだという。最近特に人気なのは豆や実などのオブジェ。実になるなど、それぞれのモチーフの持つ意味などから縁起物として購入する人が多いという。またビアジョッキは熱伝導が良く、冷蔵庫で冷やせばキンキンになり、スプーンも手の熱が伝わるため、アイスなどが絶妙のとろけ具合になるそう。
「マツコの知らない世界」の次回予告。
レディー・ガガが全米映画俳優組合賞で金のアクセサリーを付けるなど、世界中でゴールドのジュエリーがトレンドとなっている。日本にも金のジュエリーを愛用する芸能人も増えている。1980年代に流行した鎖状に編み込まれた喜平ネックレスが、海外からの旅行客にも人気となっている。ペンダントトップやゴールドのブレスレットも大人気。金を持つなら守りたい資産の10から15%が目安だという。