気象予報士・國本未華による解説。各地の最高気温を紹介。全国的にも春本番というような陽気になったが、寒暖差がすごく大きい。土日に天気が崩れてくるとともに、気温がまた下がっていきそう。日曜日、東京は雨だが関東でも、より内陸の方に行くと雪が降りそうだ。ウェザーマップ予想2025年さくら開花前線を紹介。東京の開花は3月22日と予想され、今年の開花は順当ににいって駆け足で北日本に北上していくという感じで予想されている。東京のさくらの見頃は、3月22日に開花したあと、27日ごろから約1週間ちょっと見頃が続く予想。ここ最近の傾向として桜の開花が最も早い地域として、九州から北上していくイメージが多かったが、2010年以降のデータを調べてみると、東京が最も早いケースが増えている。今年も最新のデータで宮崎がトップで、その次が東京になりそうな予想。なぜ東京が早いのか。さくらは夏に芽が作られて、秋に芽が成長を止める休眠に入り、冬は寒さで目覚め休眠打破し、春に暖かさによって成長する。暖かいだけではダメで、冬が寒くなる必要がある。なぜ東京の開花が早いのか。國本は「今年、東京は冬らしい冬で寒くなった。その後、春先から気温が急激に上昇したからでは」と指摘。さくらの保護を手掛ける樹木医・和田博幸氏は「東京の標本木は既に老木。さくらは樹齢が40〜50年になると、若い頃と比べて早く咲く傾向にある」と指摘。日当たりとかも影響し、街中でも日が当たるところが異様に早かったり、個体差はだいぶある。