4月の訪日外国人客数は390万8900人で、前年同月比で28.5%増加。単月過去最多を記録し、単月では初めて390万人を超えた。鳥海は、桜効果によって増加したとし、コロナ前も300万人は1回も超えていなかった、今のペースでいくと、年4200万人ほどの訪日外国人客数が見込めそうなどと話した。香港から日本への航空機の減便が相次いでいて、香港から仙台が週4便から週3便になるなどしている。背景にあるのは、ことし7月に日本で大災害が起きるという噂だという。たつき諒作の漫画「私が見た未来完全版」が噂の元。作者本人の予知夢の体験などが描かれていて、1999年に刊行され、2011年の東日本大震災を予言したと話題になった。中国語版も刊行されていて、香港などでも販売されている。漫画には、「大震災の夢を見た、災難が起こるのは2025年7月だ」などといった内容が描かれている。香港の風水師がこの内容をもとに、日本には行ってはいけないなどと呼びかけ拡散している。鳥海は、日本への便を減便する国はない、増便したくても、飛行機や人員の不足で増やせないという状況で減便するのは、予約数に影響が出ていることが明らか、風水文化が根づいていることがわかるなどと話した。航空会社担当者によると、99%の人が噂を信じていて、減便後の搭乗率は50%強だという。宮城県の村井知事は、非科学的な根拠で情報が広がっていて、観光面で影響が出てくるのは由々しき問題などとし、徳島県の後藤田知事は、災害時には、自国民のみならず観光客もちゃんと守れる態勢を整えていると発信することが大事などとしている。香港では、地震が怖い、予言を信じないより信じたほうがいいなどといった声が聞かれた。