鉄道会社の公式ホームページからLINEの問い合わせアカウントを追加し、電車での忘れ物の情報を入力する。駅で登録された忘れ物の情報と一致すると、保管場所などの案内が届く。京王電鉄、JR九州が導入すると、電話と比較して返却率が約3倍になったという。鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は「首都圏の私鉄は乗り入れが複雑化し、乗車した鉄道で拾われるとは限らない。多くの鉄道で導入されればより効果があがる」と話す。忘れ物の持ち主が現れず、法的な保管期間がすぎると所有権が鉄道会社に移る。多くは廃棄されるなか、東急はリサイクル業者と連携。忘れ物の65%はリユース商品となり、残りはリサイクル資源に。約2万本の傘がバッグになっているという。