石破茂総裁はきょう新たな総理大臣となる見込みだが、総裁選の際には政権選択の判断ができる状況を作るためすぐ解散することはないと表明していたにも関わらず、今月27日の投開票を表明したことを野党側は批判している。背景には党内基盤の弱さがあるといい、幹事長に任命した森山幹事長が進言したものを尊重したという。また、初入閣が13人となる中、答弁能力が未知数であり綻びが出ることを恐れたものと見られるという。石破総裁は最高顧問に麻生太郎氏を位置づけたが、麻生最高顧問は河野洋平総裁の時代に廃止となった役職だと言及する様子が見られた。森山幹事長が石破氏と不仲とされる麻生氏にこのポストを提案したのだという。しかし、麻生最高顧問は石破総裁が深々と頭を下げるのに対し軽く会釈するのみであり、写真撮影にも応じない様子が見られた。高市早苗氏・小林鷹之氏はポストを固辞する様子も見られる。専門家の白鳥浩氏は麻生さんは石破政権を快く思っておらず、党内に亀裂が生まれ足元がすくわれる可能性があるとしている。石破新内閣はきょう午後発足の予定。