肉厚で大振りな高級寿司ネタボタンエビ。「つきぢ神楽寿司」の寿司ネタで最も高い1貫3300円で提供されているボタンエビ。メニューの英語表記でもプレミアムシュリンプとされている高級食材。そのボタンエビをめぐりきのう茨城県がSNSに投稿した内容が話題となっている。全国で初めてボタンエビの養殖に成功したという。茨城県水産試験場によると茨城県沖で“生きている親エビ”を漁獲。そのエビから卵を採取しふ化・成育を図ったところ今夏20匹程度10センチほどまで成長したという。水産県である茨城県は漁獲のほとんどが天然資源に依存。そのため海洋環境の変動などの影響を受けやすいことから環境に左右されにくい養殖の取り組みを始めたという。その一環としてボタンエビが選ばれた。その養殖に成功したことについて天然のボタンエビを扱う東京築地の寿司店で聞くと店長は「手に入りやすくなるとは思うが値はそこまで安くなるとはわからない」とコメント。茨城県によると現状コスト面に課題がありコスト削減につとめ2029年に県内での提供を目指すのだそう。
