大和証券の多田出健太さんのドル円予想レンジは148.20円~149.50円。注目ポイントは「原油相場 ドル円への影響」で、「先週はFOMCと日銀会合があったが、FRBは予想よりタカ派的、一方で日銀は政策修正に関する新たな情報を与えなかった。日米の金融政策スタンスが改めて鮮明となる中、日米金利差が拡大する展開となれば、ドル円は150円を目指して円安が進みやすそう」、「円安の背景としては、金利差のほかに日本の貿易赤字拡大があげられる。原油などエネルギー価格の動向に大きく左右されるため、原油価格が上昇すると貿易赤字は拡大する可能性が高い。7月頃から原油価格が上昇傾向にあり、ドル円にはこの要因からも円安ドル高圧力がかかっている。7月以降ドル円は金利差の拡大以上に円安圧力がかかっていることが確認できる」、「足元の日米金利差が示唆する水準から原油高によって数円上振れするだけでドル円は昨年の円安を更新する可能性があるような状況のため注目している」などと話した。