G7主要7カ国の財務相中央銀行総裁会議がイタリア・ストレーザで今日から開かれ、日本からは鈴木財務相と日銀の植田総裁が出席する。世界経済の現状とリスクが主なテーマで、インフレの根強さも指摘される米国や各国の経済状況のほか、ロシアのウクライナ侵攻や中東情勢が及ぼす影響などについて議論を交わす見通し。そのうえでウクライナの支援に向けて経済制裁として凍結したロシア側の資産の扱いについて議論する。EUは凍結した資産の利子から得られる収益の活用で合意しているほか、米国では資産そのものを没収して活用を可能にする法律が成立し、実施についてはG7などと連携すべきとしていて、G7としてどこまで協調できるかが焦点。また歴史的な円安局面が続く中、為替をめぐるやり取りが行われるのか注目される。