2014年の日銀の政策決定会合の議事要旨が公開された。解説キャスター・原田亮介氏が解説。今も2014年も外の大きな環境の変化に直面。2014年の場合は原油価格が大きく下落して物価の2%目標の達成が非常に難しくなった。今は円安が大きく進んで賃上げがあっても物価上昇に追いつかないと個人消費が上手くいかない状況。当時の総裁の黒田東彦氏も非常に大きな2%目標達成のハードルとして世界的な原油安があったと言っている。2014年に消費税が5%から8%に上がって物価3%台に上がるが、そのあと大きく物価は下がっていく。円安を止めるために利上げをするかと言えば利上げをしたと言って円安が止まるかどうか確信が持てない。 トランプ・トレードでもっと円安が進む可能性すらある。今月末には日銀の金融政策決定会合がある。今の状況で植田さんが利上げをするというのは相当思い切りが必要。逆に利上げをしないなら市場に対してメッセージを伝えないとマーケットは落ち着かない。