日銀はきょうから金融政策決定会合を開く。1月の利上げの影響やアメリカ経済の動向を見極めるため、政策金利を維持する公算。日銀は1月の会合で政策金利を年率0.5%に引き上げたが、経済と物価が見通しどおりに進めば利上げを続ける姿勢。ただ、今回の会合をめぐり、内部では前回の利上げの影響を見極めるべきとの見方が大勢。加えて、リスク視しているのがアメリカを中心とした海外経済。日銀ではトランプ政権の関税政策などについて「よく見たい」という慎重論が根強く、植田総裁も先週、「不確実性については非常に心配している」と発言している。こうしたことから日銀は利上げを見送る公算で、植田総裁があす、海外経済をどう評価するのか、そして、今後の利上げについてどう発信をするかが焦点。