公立高校受験の併願制について政府が新たに導入の検討に入った。現在多くの都道府県で公立高校の受験に導入されているのは単願制。政府はデジタル技術を活用し複数の公立高校を志望できる併願制の検討を指示した。デジタル併願制では受験生があらかじめ複数の高校の志望順位を提出、入試の結果や内申点などを基に合格基準を超えた高校の中から志望順位が最も高い高校をシステムが割り当てる。現在公立高校が不合格となれば多くの場合進学先が私立に限られる。そのため経済的な不安を理由に敢えて志望校のレベルを落として受験するなどの課題が指摘されている。現在公立高校の併願制を導入しているのは愛知、京都、兵庫、福岡の4府県。1989年から導入している愛知県教育委員会の担当者は、志願者が第1志望にチャレンジしやすくなったことから学ぶ意欲が高まっているとしている。文科省は各都道府県の教育委員会と連携をさらに進めていくとしている。赤林英夫教授は併願制のメリットとして、受験時のプレッシャー緩和、選択基準に広がりが出るなどを上げている。
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URL: https://www.uedajuku.jp
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