東京・世田谷区のジムで汗を流しているのは70歳以上のシニアたち。生井宏樹さんは元プロキックボクサーでこのジムの代表。指導で貫いているのは年齢だけで可能性に限界を決めてほしくないという思い。一人ひとりの体力や体の状態を見極めながらトレーニングを組み立てる。76歳の女性は椎間板ヘルニアを患い一時は寝たり切りになっていたが、生井さんのトレーニングを受けると趣味のテニスができるまでに回復したという。生井さんは大学時代に国内団体で1位を獲得した経験を持つ実力者。引退後は柔道整復師となり9年前に接骨院を開業。その1年後、お客さんからキックボクシングを教えてほしいと言われたことがきっかけとなった。生井さんの指導はSNSで話題になり、5年前にキックボクシングジムを本格的にオープン。約150人の会員の半数以上が70歳以上。生井さんが支えているのは体だけではなく、新しい一歩を踏み出す勇気。
