みんなの今どき資産形成術。今日のゲストはJ.D.パワー・梅澤希一氏。今日のテーマは「新NISA時代の金融機関選び」。NISA口座は1人1口座しか持つことができないため、自分がイメージする投資スタイルに合った金融機関を選ぶ必要がある。新NISAの制度を改めて確認。成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能だが、同じ機関の1つの口座で管理しなければいけない。満足度に見る金融機関選びのポイントは金融・商品知識が豊富な人は「商品が豊富で手数料が安いセルフサービス型」の金融機関がフィットする。一方、金融・商品知識が不十分な人は「情報提供や商品選定の助言などサポート型」の金融機関がフィットする。NISAの顧客満足度で部門平均を上回ったのは三菱UFJ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行となっている。証券会社部門ではSBI証券、楽天証券、マネックス証券が平均を上回っている。梅澤さんは「クレカ積立は毎月決められた日にクレジットカードの利用代金として決済される。NISA制度の改正に伴い、金融庁が制度を見直し、月間の上限が5万円だったところが10万円に切り上げられた」などと話した。クレカ積立のメリットは口座残高に関わらず確実に定額を積み立て、決済時にカード会社のポイント付与があること。デメリットとしては、商品買い付けは月1回の決済日のみ、本人名義のカードのみの点。梅澤さんは「資産を増やすことは手段であり、最終目的ではない。人生を豊かにするために資産形成をしているという手段と目的の関係を見失わないことが大事」などと述べた。