午前8時、国会の正門が開くと、新人議員らが待ちかねたように次々と登院した。午前9時には石破総理が、国会内で国民民主党の玉木代表、立憲民主党の野田代表と相次いで会談。両党に経済対策や政治改革を巡る議論での協力を求めた。その後、石破総理は自民党の両院議員総会に出席し、政策活動費や旧文通費などの政治改革について「年内に決着を図りたい」と述べ、期限を切って結果を出す考えを示した。こうした中、いわゆる「年収103万円の壁」の見直しなどを含め、与党側に攻勢を強めていた国民民主党・玉木代表に不倫疑惑が報じられた。玉木代表は不倫を認めて謝罪。これまで総理指名選挙では「国民民主党は玉木雄一郎と書く」と豪語していた玉木氏。総理指名選挙での対応や、自らの進退については所属議員と相談すると話したが、結局、国民民主党は議員総会で玉木氏に投票することを決めたが、党内からは「最低だ。国会が対決より解決の政策議論を取り戻せるかもしれない千載一遇のチャンスに何やってくれてんだよ」と本音が。