横浜フリューゲルスはJリーグ30年の歴史で唯一の消滅したチームとして知られている。若い選手も多かったことからチームの雰囲気は良く、団結力が強みだった。チームは経営難に陥ったスポンサーの撤退に伴い消滅することになるが、選手たちは消滅を阻止しようとギリギリまで署名を続け、試合でも奮闘。しかし決定は覆らず、99年の天皇杯が最後の舞台に。チームは緊張から前半で失点を許すが、こうした中でフリューゲルスは同点に追いつくことに成功。後半にはさらに追加点を加え、天皇杯で優勝。フリューゲルスは消滅の発表から一度の敗北もないまま消滅した。