おとといの準々決勝で横浜高校との試合。サヨナラ勝ちをした県岐阜商。激闘から一夜明けて日大三高戦に向け、きのう調整を行った。強豪との対戦を前に選手たちは、時折笑顔を見せながら練習をしていた。泥臭くても勝利をもぎ取る粘りの野球。県岐阜商の快進撃を支える1人が、生まれつき左手の指がない横山温大選手。これまで4試合連続でヒットを記録。大活躍の裏には絶え間ない努力があった。中学時代の恩師・住藤重光代表は当時の横山選手を「かなり練習していた」などコメント。強豪の県岐阜商でレギュラーになれるか不安を抱えていたという。スタメンを勝ち取った影の努力が右手に現れていた。努力は大舞台でもひるまない自信に変わっていた。県岐阜商はきょう名門日大三と決勝をかけた試合に臨む。勝てば69年ぶりの決勝進出となる。第2試合はいずれも夏の甲子園では初のベスト4に進出した沖縄尚学と山梨学院が対戦する。視聴者からは「日大三を応援したいけど県岐阜商にもがんばってほしい(40代女性・東京)」「初の夏ベスト4の沖縄尚学にも注目(30代女性・沖縄)」「山梨学院を応援。準決勝ガンバレ(50代女性・山梨)」などの声が寄せられている。