今が旬の国産アサリは粒が大きく東京恵比寿のイタリアン グラツィオーゾではボンゴレビアンゴは北海道産アサリ1粒約100円を使用し2400円という。漁獲量が減り高級食材になりつつあり農水省の統計によれば中国産に比べ国産は2~3倍で取引されている。練馬区のスーパーアキダイでは国産アサリ販売は2年前に諦め中国産に切り替えアサリの販売スペースも半分以下に縮小したという。横浜市のアサリ専門商社三徳を訪ねると中国産アサリが安い理由について国土が広く漁獲量が多いことに加え中国国内での消費が少ないことが上げられるという。鮮度の保ち方については船旅で疲れた中国産のアサリを一時的に日本の浜に撒いて回復させる畜養も行われているという。アサリの産地表記をめぐっては2年前に一部業者の不正が発覚、これを機に国産と表示できるアサリの定義が厳格化され流通量が減少する結果となり国産アサリ高騰の一因とされているという。格差が現在のところ埋まることはなく高値が続くとみられる。